
文部科学省と厚生労働省は14日、今春卒業予定の大学生の就職内定率が2月1日時点で92.6%(前年同期比1・0ポイント増)だったと発表した。同日時点の調査を始めた1999年度以降で最高。また、4年連続で前年を上回った。
国公私立62大学の計4770人を抽出調査した。国公立は93.0%(同0.9ポイント減)、私立は92.5%(同1.7ポイント増)。文理別では、文系92.7%(同0.9ポイント増)、理系92.4%(同1.7ポイント増)だった。
文科省の担当者は「企業の採用意欲が高く、求人数が増えている」とし、「複数の内定を得ている学生が就職先を決め始め、内定率が上がっているとみている」と話した。